特定利用港湾を巡っては市民団体から反対の声も上がっています。

「特定利用港湾を勝手に決めるな」

反対運動を行ったのは市民団体「郷土の軍事化に反対する高知県連絡会」です。19日朝、高知市の県庁前交差点には連絡会のメンバーや議会議員らおよそ30人が集まりました。参加者たちは「特定利用港湾の候補となっている県内の3港が軍事利用につながりかねない」として反対の声を上げていました。

このあとメンバーは県庁を訪れました。候補となっている港がある高知市、須崎市、宿毛市で集めた特定利用港湾の指定に反対する署名を県職員に手渡しました。

(郷土の軍事化に反対する高知県連絡会メンバー)
「県民の声を聞いてください」

(県職員)
「濵田知事にお渡しするよういたします」

署名は今年に入って集めたもので4260人分です。濵田知事は公務で不在でした。

(署名活動を行った 清谷千夏さん)
「生活に密着した重要な港にも関わらず、不安でどうなるのかということが署名を快く書いて下さったあらわれだと思う」

連絡会は今後も署名運動を続け反対の声を届けていくとしています。