深刻な教員不足を解消するため、文部科学省はきょうの中央教育審議会で、教職大学院を修了した人などを対象に奨学金の返還を免除する案を示しました。

文部科学省は教員不足を解消するため、教員の奨学金の返還を免除できないか議論を続けていて、きょう、中央教育審議会に案を示しました。

案では、▼教員の養成などに特化した教職大学院を修了した人や、▼教職大学院以外の大学院でも学校現場での実習などを修了した人を教員の奨学金免除の対象にするとしています。

また、開始時期は2024年度の教員採用試験などの受験者からとしていて、教員として正規採用されれば適用されるとしています。

そのうえで、大学院には進まず、大学を卒業して教員となる人の奨学金の返還免除についても、引き続き検討が必要としています。