最後に滝田投手が訪れたのは、大学近くにある常連のとんかつ店「とんかつ八福」。なかなか会えなくなる仲間たちと楽しい最後のひとときを過ごしました。

実は、2日前のエスコンフィールドでの登板は、大学野球部総出で見に行っていたそうです。

滝田一希 投手
「ブルペンで投げているときは見に来てくれて、みんな。ブルペンを囲まれて、すごく緊張しましたけど、来年、エスコンで試合があるので、そのときには帰って、もっといい姿を見せられればいいかなと思います」

滝田投手の幼なじみ 吉田翔 さん(4年)
「すごいなと思って。これがプロかみたいな感じで見ていました。球の質をブルペンで見ていても、なんかね、上から見ていたけども『うわぁ』って…」

野球部マネージャー 工藤奨摩 さん(3年)
「今までとは違った雰囲気というか、どうしてもチームのためになりたいっていう意識が本人の中でも一番強く出ていたのかなと思ったので、それも踏まえて今後、2年後・3年後に1軍で活躍して、またエスコンに戻ってきてくれたらいいなと思っています」

学生として最後の行事を終えた滝田。地元の友人、さらに家族の期待を一身に背負い、プロ野球選手としての人生を歩み始めます。

広島カープ 滝田一希 投手
「大学生としてはやったなと思いますけど、もう社会人なので、いい部分も悪い部分も出てくるので、そういう中でどうやって成長できるか考えながら、カープが優勝したときにベンチにいたり、輪にいたりとか、投げていたりとかできるような選手をめざしていきたいです」

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RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
1月中旬に入寮して約2か月間、すごくしんどかったと思うんです。広島に来て、宮崎に行って、沖縄に行って…。その2か月間のリフレッシュも兼ねて非常にいい時間になったんじゃないかなと思うし、本人は「 “一生忘れられない1イニング” になった」って言っていたので、本当に中身の濃い北海道への帰省になったんじゃないかと思います。

石田充 アナウンサー
1年目のこの時期に地元で投げることができて、いろんなお世話になった人にも元気な姿を見せることができた。また、「シーズンをがんばろう」というエネルギーももらったと思うんです。

青山高治 キャスター
いやあ。野球部総出で応援に来て、ブルペンを囲まれていたって、そりゃ緊張もしたでしょうね。

田村友里 キャスター
仲間にもご家族にも愛されてるんだなっていうのが、すごくわかりました。

天谷宗一郎 さん
一言、いいですか? お姉さん、滝田くんは2軍に落ちましたけれども、だいじょうぶです。地道に一歩ずつステップアップしていますよ。

石田充 アナウンサー
そうですね。早ければ、日本シリーズでエスコンフィールドにことし行く可能性もありますし、交流戦であれば来シーズンということになりますけれども。まずは、いろんな1年目に慣れていきながら、自分の力をマウンドで発揮してほしいです。

天谷宗一郎 さん
自分を信じてほしいですし、言葉一つひとつとっても自分をしっかり見ることができている性格だなっていうふうに感じます。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)