3月に入り、高校や専門学校で卒業式が行われましたが、大学生も新たな一歩です。18日、高知工科大学で卒業式が行われ、袴やスーツに身を包んだ卒業生が仲間との別れを惜しみながら旅立ちの日を迎えました。
高知工科大学では、学士、修士、博士後期の合わせて620人が卒業しました。式では、蝶野成臣(ちょうの・しげおみ)学長が「身につけた科学的アプローチをさらに高度化して、社会問題の解決に向けて行動を起こしてほしい」と卒業生にはなむけの言葉を贈りました。その後、卒業生代表の植村仁(うえむら・じん)さんが大学生活を振り返り謝辞を述べました。
(卒業生代表 植村仁さん)
「実際に研究対象であるアウトドアスポーツの現場を経験することで、課題解決の手段をより具体的に見つけることができ、実践しながらの研究活動が可能となりました。なにより、生まれ育った高知の豊かな自然の中で、その魅力を多くの方々に伝える活動ができたことは私の財産となりました」
大学によりますと、今年の卒業生の就職内定率は学士と修士を合わせて9割を超えていて、エンジニアや建築関係などの職業に就くということです。
(卒業生)
「大変なことがいっぱいあったんですけど、今考えてみたらすごく楽しかった4年間でした」
「みんなおらんかったら卒業できてなかったなと思います。ほんとうに(みんなが)おってくれたき卒業できたなと思う」
「将来はエンジニアとして人々の役に立つものをたくさん作っていけたらなと思う。業務効率化を進めるようなものを作っていきたい」
「祝!卒業!」
県内の大学では19日に高知県立大学で、22日に高知大学で卒業式が行われます。














