作業員が “テコの原理” で… 「あと2ミリお願いします!」

10人ほどの作業員が鉄の棒を線路に突き刺し、テコの原理でグイグイずらしていきます。

(作業員)
「あと2ミリお願いします」

1か所のずれが、事故につながる恐れもあるため、ミリ単位で修正を重ねます。

この緻密な作業が、なんと3時間も続きました。

線路の幅が狂っていないか。そして、枕木が歪んでいないかを細かくチェック。小型のショベルカー以外は、全て人力の作業です。

(越智記者)
「午前3時を過ぎました。線路を2メートルほどずらす作業がようやく終わりました」

その後、試運転を経て、新しい三河知立駅に列車が到着しました。

(近くに住む人)
「近くなったので、利用の頻度は増えると思う」

一方、同じころ、愛知県東海市では、この日新たに開業した名鉄河和線の「加木屋中ノ池駅」。

(東海市・花田勝重市長)
「万感の思い。この地域の発展につながると思う」

こちらも開業前の様子を覗いてみると…

(名古屋鉄道 土木建設課・市岡大昌サブチーフ)
「お客様が利用するホームを造っている」

新駅は、東海市が地元の活性化などを目的に設置を求めた「請願駅」。

2020年に名鉄と工事協定を取り交わし、改札や駅名表の設置などが急ピッチで進められてきました。

今後7月ごろには、病院へ繋がる屋根付きの道路が整備される計画です。

(近くに住む人)
「歩いて20分くらいだったのが、5分、3分になる。普通列車しか止まらないが、生活への影響は大きい」

名鉄に新しい駅が誕生するのは、2008年の安城市の南桜井駅以来16年ぶり。名鉄は、1日2400人の乗降客を見込んでいます。