大正時代に皇族により植樹された大分市中心部にある松がマツクイムシ被害で倒木などのおそれがあるとして、18日夜から伐採作業が行われます。

伐採されるのは大分市高砂町の歩道に植えられている高さおよそ8メートルの松の木です。この松は1922年の大正11年、日本赤十字社の総裁だった閑院宮載仁親王が当時この場所にあった日本赤十字社県支部を訪れた時に植えられたものです。

植樹から100年以上にわたり残されていましたが、去年11月に葉の一部が茶色く変色しているのが見つかり、樹木医が診断したところマツクイムシによる被害が判明しました。マツクイムシの対処法はなく、県は専門家などと協議した結果、このままでは被害の拡大や倒木のおそれがあるとして伐採を決めました。

作業は18日午後10時ごろから始まり、19日早朝までかかる見込みです。