待ちに待った県内全線開業で歓迎ムード一色となった沿線の各駅や観光地は大勢の人で賑わいを見せていました。

新幹線の敦賀開業とともに県内では16日の宿泊分から旅行代金を割り引く「北陸応援割」もスタート。加賀市・山中温泉はさっそく観光客でにぎわっていました。

温泉街の関係者は…
「今までは関西中京方面の客が多くてそういう人がうちの店に来てもらったが、これからは関東方面からもきてもらえることを期待している」


小松駅の上空では、ブルーインパルスが編隊飛行で歓迎します。

埼玉から来た男性は…
「見上げている子どもがちょうど入った。とってもきょうは満足のいく一日になった。また必ず北陸に来たい」

金沢駅も開業を祝う声であふれます。

一番列車に乗った男の子
「ウェルカムボードです。敦賀から乗ってきました。トンネルが長かったです」
また、金沢駅前では、能登半島地震の復興を願う催しも開かれました。


沿線住民は走り抜ける流線形の車両に期待の眼差しを向け、北陸がひとつに結ばれた1日でした。