「太陽光発電」や「蓄電」など、環境に配慮したエネルギーの使い方について考えてもらおうというイベントが、16日、高知県高知市で開かれました。

イベントは、電気工事やソーラーパネルの販売・施工などを行う「荒川電工」が、環境に配慮したエネルギーの使い方について考えてもらおうと開きました。

ここ数年で設置する人が増えているのが「両面発電」のソーラーパネルで、屋根代わりにカーポートに設置すると、地面で反射した光によって裏面でも発電でき、出力が最大で30%増えるという優れものです。

さらに会場では、特殊なインターネットサイトを使って、地図上の建物にソーラーパネルを設置した場合のシミュレーションもでき、年間の発電量や削減できるコストといったデータを瞬時に教えてくれます。このデータをもとに、専門知識を持つ社員に相談できるわけです。

近年は、「売電」の単価が年々安くなる一方、電気代は高騰し続けていて、「自家発電した電気を溜めて使う」という傾向から、ソーラーパネルや蓄電池の需要が高まっているといいます。

荒川電工の山下隆夫常務取締役「高知県は日射量が多いので、太陽光発電の設置には適した地域。設置することによって、電気代を抑えることができるし、災害対策にもつながっていく。太陽光発電や蓄電池に関する情報がすべてわかるスタジオになっているので、ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけていました。