記者:
先週の会見で新田知事は、選挙後は旧統一教会との関わりはないと話していたが、私たちの取材で、教団の関係団体が主催するイベントに選挙後の去年7月に参加していたことが明らかになっている。この件についてどう考えるか。

新田知事:
2021年7月18日、ピースロード運動の開会式に私は公務として出席した。ピースロード運動の主催はピースロードとやま実行委員会ということで理解している。内容を聞いたら若者たちが世界平和のために自転車で日本中だと思うが、県内も走ってアピールをするということだった。世界平和を願い、宗教で毎日戦争が起きているところもあるわけだから、これは良い取り組みではないかと思い出席することとした。昨年に限らず、これまでも続いてきたイベントで、本県を訪問された若者たちに対応してきた流れの中にあったということだ。その実行委員会なので、必ずしも現在指摘されるようなものとは当時、理解してはいなかった。

記者:
認識はなかったということだが参加の経緯としては、選挙運動をみてもらったからということはあったのか。

知事:
そういった見返りというつもりは全くない。

記者:
そもそもこのイベントが、旧統一教会の創始者・文鮮明氏の提唱で始まった教団と関係の深い団体との認識はあったのか?

知事:不勉強かも知れないが(認識は)なかった。