今季新加入したロッテのネフタリ・ソト(35)が15日、オリックス戦に「2番・DH」で今季オープン戦に初出場し、2安打1HRの活躍を見せた。

ソトは昨季までDeNAに所属し通算161本塁打、442打点。18年、19年に本塁打王、19年には打点王にも輝いた。

今季からロッテに移籍したソト。昨年11月に左足の手術を受けた影響で、2軍の浦和球場で調整を続けていた。12日からイースタン・リーグ春季教育リーグに2試合出場し、4打数3安打1打点と復調ぶりを見せた。

1軍での初実戦、ソトは1回に初球をセンターに弾き返し、“移籍初ヒット”を記録すると、1点ビハインドで迎えた第2打席では、オリックス先発の山岡泰輔(28)から8球目を捉えライトスタンドに放り込む一発を叩き込んだ。

このホームランについてソトは「球数を投げさせながら自分の甘い球を上手く打ち返してホームランになった。いい打席だった。」と振り返った。ファンへの挨拶代わりとなる一発を放った35歳は「このままファンの皆さんが喜ぶようないい結果を出し続けたい」と意気込んで見せた。

吉井理人監督(58)は「うちにはいないタイプ。スライダーをライトに打てるのは本当のホームランバッター」と評価。19年ぶりのリーグ優勝に向け、新戦力の大砲に期待がかかる。