政府は、外国からの人材を受け入れる新しい制度をつくるため「技能実習法」の改正案などを閣議決定しました。
技能実習は外国人に技術を伝える「実習」という名目でしたが、実態は、「労働力」を確保する手段に利用されていて、賃金の未払いが起きたり、失踪者が相次いだりしていました。
こうした問題を受け政府は、外国からの人材を受け入れる新たな制度づくりを進めてきましたが、きょう、「技能実習法」の改正案を閣議決定しました。
改正案では、在留資格の「技能実習」を廃止し、新たに「育成就労」を創設するとしていて、その目的を「外国人材の育成・確保」と明記しました。
現在は本人の意向では原則転職ができず、“人権侵害の温床”と指摘されていますが、改正案では一定の条件を満たせば業種ごとに1年から2年で転職できるとしています。
法改正されれば永住権を持つ外国人の増加が見込まれることから、意図的に税金を滞納したりした場合などで、永住権の取り消しを可能とすることも法案に盛り込まれました。
今後、この法案は国会で審議される見通しです。
注目の記事
背中に傷が…「命を失わなくてよかった」クマに背後から襲われた女性 ”その瞬間”の出来事を記者に語る(山形・飯豊町)

健康志向で急増! 姿勢も体幹も整う「マシンピラティス」 SNS発信で人気拡大

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

祖母を殺された小学4年生は今・・・「事件が私の人生を変えた」 山口県連続殺人放火事件から12年 被害者遺族が事件を振り返る

ドリフト?公園を暴走し荒らしたのは白のRV車 今も公園は痛々しいまま…一時の快楽で逮捕された男の行為 泥には証拠となるタイヤの痕 町は損害賠償請求も視野(山形・山辺町)
