毎年、「自由すぎる」と話題になる書道展が青森県弘前市で始まりました。今回も書道の題材とは思えないテーマに子どもたちの「自由すぎる」発想と筆使いに関心しきりです。

「はやくふろにはいって」「くつならべて」美しいひらがなで表現した、こちらの書道のテーマは…「母の口癖」です。

こうした風変わりな題材をもとに自由な発想で書をしたためる、藤崎町の桜風書道教室作品展がイトーヨーカドー弘前店の地下通路のギャラリーで始まり、27人の生徒の書、約330点が展示されています。

毎年「自由すぎる」と話題にる書道展。去年は…「大谷翔平」そして、その横には「結婚してください」。そうです。テーマはWBCの『侍ジャパン』でした。

さらに過去には「北斗百裂拳」や「無想転生」など、少年漫画『北斗の拳』に登場する技をテーマにしたことも。

日本教育書道会 桜風支部 三浦桜風さん
「入賞しない子たちのために、教室全員の分の習字を飾りたいなというところから始まりましたが、そのうちだんだん自分たちの教室の支部展なので、ちょっと面白い感じでもいいかなと思って…」

さて、14回目の2024年は更に進化しています。「歯周病」に「口唇ヘルペス」、さらには「口腔底蜂窩織炎(こうくうていほうかしきえん)」と、テーマは「歯の病気」です。

訪れた人は
「最近、口内炎があったので、すごいタイムリーな内容だったなと思って」

「病気の名前書いているのが斬新だなと思って、聞いたことないのもあって」

桜風支部の三浦さんは、そろそろネタが尽きてきたと少し心配していましたが、生徒たちのためにも続けていきたいと意気込んでいました。

日本教育書道会 桜風支部 三浦桜風さん
「やっぱり笑ってもらいたいというか、この子、上手になったなとか成長したなというコメントもすごく子どもたちの励みになっているので、これからも頑張りたい」

『自由すぎる書道展』はイトーヨーカドー弘前店の地下通路で、4月7日まで開かれています。