甘味と酸味がほどよいバランスで、味の良さに定評がある「宿毛小夏」の収穫がまもなく始まります。

宿毛湾に面した高知県宿毛市宇須々木(うすすき)地区は小夏やブンタンの産地です。まもなく収穫の時期を迎えるのがこちらの早生品種の「宿毛小夏」。

初夏が旬とされる小夏はさっぱりとした酸味が印象的ですが、宿毛小夏は糖度が高く、酸味とのバランスが良いのが特徴で、さわやかな香りと甘さが春にぴったりの柑橘です。

久保農園の代表久保康次(くぼこうじ)代表によりますと、今年は適度な雨と暖かい日が続き、上々の出来だということです。

(久保農園 久保康次 代表)
「味の方が例年より糖度が高くなっています。小夏の酸味と合わせておいしくいただけると思います。そのまま食べて頂くのも美味しいんですけど、それ以外にも料理に、例えば、ちらし寿司に皮を削って食べても美味しく頂けると思います」

久保農園の「宿毛小夏」の収穫は、18日からスタートし、およそ50トンの出荷を予定しています。4月上旬頃には量販店などで販売されるということです。