軽快な音楽とダンス スロバキアの民族舞踊で世界へ挑む
そんな9人がニューヨークで披露するのは、ルツィア先生の故郷・スロバキアの民族舞踊。酒場などで踊る「チャルダッシュ」の要素が組み込まれた軽快な音楽とダンスが特徴です。

披露するのは、馬飼いの男2人と村の娘たちが地域の祭りで舞い踊るというストーリーです。

(ルツィア チャスノホワ 吉田さん)
「踊りに対しての情熱とか、踊りの楽しさがお客さんにそのまま伝たわったら一番いいかなと。やっぱりスロバキアの民族でせっかくの私の国だから、ちょっと世界をちょっと狙いたいなと思って」

世界一を目指し日々の練習も厳しさが増していきます。ただ夢のためになら頑張れると話すのは高校1年生の金万千紘さんです。

(金万千紘さん)
「やはり先輩の大森一樹さんだったり。ファントムでオペラ座の怪人で主役をやっていた岩城雄太さん(劇団四季)って人もすごい人なんですけど。そういう人たちをやっぱり尊敬しています」

将来の夢は「劇団四季への入団」。自宅でのトレーニングも欠かしません。

(金万千紘さん)
「ひとつの動きにおいても何かしらの改善点は絶対にあるから。本番ではいつもの自分じゃなくて役に入った、スロヴァキアの楽しい奴らみたいな演技を込めた踊りをできればなと思ってます」

そして、もう一人強い思いを持って大会に臨む高校生がいます。西山莉奈子さんです。

(西山莉奈子さん)
「私の中でも先輩方の中でもいろいろ頑張ってきた作品だった。やっぱりコロナウイルスが来てしまったのでニューヨークに行けなくなってしまって」

実は…この民族舞踊を取り入れた踊りで2020年のニューヨーク大会への出場が決まっていましたが、新型コロナの影響で中止に…当時中学1年だった西山さん。涙を呑んだ先輩たちの姿を間近で見てきました。

(西山莉奈子さん)
「中学校1年生の時にはなにもできていなくて。このスタジオで頑張ってレベルを高めて。今回リベンジということで、新しい仲間とみんなと頑張ることができて幸せです。自分のできる範囲で頑張っていきたい」

それぞれの思いを背負って挑むニューヨークの大舞台。子ども達が出場する「ユース・アメリカ・グランプリ」は、4月10日から行われます。個性が光る若きダンサーたちが、いま世界に羽ばたこうとしています。

【スタジオ】
一般的にイメージされるクラシックバレエとは異なり、小道具や楽器も使う民族舞踊。バレエの中では、「キャラクターダンス」と呼ばれています。
物語の登場人物や、世界観、異文化を深く理解し演じる必要があるため、「洗練されたパフォーマー」に成長するために、不可欠な踊りの1つなのです。
スイスの「ローザンヌ国際バレエコンクール」と並ぶ若手バレエダンサーの登竜門のひとつYAGPは、4月11日から21日にNYで開催予定です。














