今年の全人代=全国人民代表大会の活動報告から、台湾の「平和的統一」の文言が抜け落ちたことについて、中国政府は「平和統一が祖国統一を実現する最善の方法だ」として方針変更ではないと強調しました。
今年の全人代で李強首相が読み上げた活動報告では、去年にはあった台湾についての「祖国の平和的統一」という文言がなくなっています。
これについて、中国で台湾政策を管轄する国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は「平和統一と一国二制度は台湾問題を解決するための基本的な考え方であり、祖国統一を実現する最善の方法だ」と説明。「平和的統一のため、最大限の努力を払う」として今後も「平和的統一路線」を堅持する方針を明らかにしました。
一方で、「外部勢力の干渉や台湾独立を求める分離主義勢力の活動に対し、武力行使という選択肢を放棄することを断固として拒否する」とも強調、武力行使の選択肢を排除しない考えも合わせて示しています。
また、「現在の台湾海峡の複雑で深刻な情勢の根本原因は、民進党当局が挑発行為を続けていることにある」と批判し、「我々は台湾独立のいかなる企みも阻止し、祖国統一の偉大な大義を推し進める自信と能力がある」とけん制しました。
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