問題の経緯です。

女性教諭は、2017年に東松島市内の県立高校に赴任しました。

そして4年目の6月、他の職員もいる会議の場で男性教諭から職務内容について執ように問い詰められました。それ以降、2人の職務上の伝達はメモで交わされることになり、男性教諭は何度も不満をぶつけるほか、女性教諭を非難する内容のメモや手紙を渡していました。

そして、2020年10月22日、「仕事は一切お願いしません」など職務から排除するような内容の手紙を机に置きます。女性教諭は翌日、学校に「体調不良」と電話して有休を取得し、その日に自殺したとみられています。

女性教諭の自殺は、2022年10月に労災として認定されます。パワハラと自殺の因果関係も認められて、今年2月2日に県教委は男性教諭を停職3か月の懲戒処分としました。

その後の臨時校長会で、これまではなかったパワハラによる免職規定を設ける方針が示されて、14日の県教育委員会で正式に報告される予定です。

こうしたなか、女性教諭の両親が13日、記者会見しましたが、両親が求める第三者による検証について県教委は明言を避けています。