岩手県内を走るJR東北本線と県南地域で接続する各路線の維持と利用促進を図ろうと、8つの市と町が運行列車の増便や東北新幹線と乗り換えがしやすくなるダイヤの見直しを要望しました。
要望したのは、県の県南広域振興局管内にある8つの市と町(花巻市、北上市、遠野市、一関市、奥州市、西和賀町、金ケ崎町、平泉町)の首長、各自治体の商工団体の代表者がメンバーの協議会です。
13日は協議会の会長で奥州市の倉成淳市長が盛岡市にあるJR東日本盛岡支社を訪れ、久保公人支社長に要望書を手渡しました。
東北本線と県南部で接続する釜石線、大船渡線、北上線はいずれも利用者が少なく、赤字による厳しい経営が続いています。
これを踏まえて要望は、大船渡線、釜石線、北上線の維持と輸送サービスの確保に加えて、それぞれと東北本線、東北新幹線との乗り換えがしやすくなるダイヤの見直しを求めています。
このほか交通系ICカード「Suica」の対応エリア拡大、東北本線で利用者ニーズを踏まえた朝夕の通勤・通学時間帯の列車の増便も訴えました。
倉成市長は要望後取材に応じ、「JRに要望するだけでなく、こちらも維持のための具体策を示す必要がある」と述べ、協議会として引き続き要望活動を行う考えです。
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