東日本大震災の『約13倍』に上る備蓄目標

東日本大震災では、県内の避難所に最大で2万4000人余りが身を寄せましたが、太平洋側での大規模な地震を想定して、県の現在の備蓄目標では東日本大震災の約13倍に上る31万1000人分となっています。

ただ、県が今年度末に確保できると見込んでいるのは、アルファ化米が必要となる量の47%、長期保存水が54%、携帯トイレが33%でした。
県はこれからも備蓄の積み増していく方針です。

青森県・宮下宗一郎知事
「私自身もそうだった部分は反省していますが、地方公共団体の長はお金が先に来る。自分のところは大丈夫だと思ってしまう。一番最後に備蓄をどうするかという議論があって、あまったお金でやるという世界観だった。ただそうではなく備蓄を常にある状態を作らないと備蓄の意味がない。これからは備蓄を優先順位の高いものとして政策的に整えていく必要があると感じている」