仙台市が敬老乗車証の自己負担を引き上げる方針について、利用者らでつくる市民団体が署名を提出し、現在10%の自己負担割合を維持するよう求めました。
13日、敬老乗車証の利用者らでつくる市民団体が、仙台市の担当者に2550人分の署名を手渡しました。

敬老乗車証は、70歳以上の市民が対象で、バスや地下鉄を安く利用できるものです。しかし、財政難などを理由に市は、利用者の自己負担を今年10月から現在の10%を25%に引き上げる方針です。

市民団体は、10%の維持を求める活動を続けていて「高齢者には負担が大きく、外出を控えるようになってしまう」と訴えました。
敬老乗車証問題連絡会2023 岩倉政城共同代表:
「制度維持のためにと2.5倍も負担を引き上げるのはあまりにも政策的に無茶ではないかと実感している」

市民団体は、今後も活動を続けたいとしています。