松江市の中心市街地で進む高層マンション建設計画について、松江市が不動産会社に計画見直しを求めたものの、「応じられない」との回答があったことが、12日の市議会の審査会で明らかになりました。
松江市殿町に計画されている高層マンションは、松江城天守とほぼ同じ高さ57メートルで19階建てで、大阪市の不動産業者が計画し、2026年11月の完成を目指すとされています。
これに対し、歴史的景観を大きく損なうなどとして反対運動が起きているほか、2023年10月に計画を認める答申を行った景観審議会の委員12人の内9人が、やり直しを求める市長あての要望書を3月提出。
こうした動きを受け、市議会の2つの委員会が、12日、開いた合同の審査会で、市側は、11日に上定市長が不動産会社に計画変更を求めたものの、採算面から一切応じられないと回答されたことを明らかにしました。
市の担当者「市長からは、計画のマンションの高さは松江城の高さを上回って、松江らしい景観の保全、形成する観点で望ましくないと(高さ変更を要望した)。」
審査会では、このほか、住民グループの代表が、陳情の内容を説明しました。
また、19日に、市が景観審議会のメンバーと面談することも報告され、審査会としての判断は、この日は見送り、後日、改めて審議することになりました。
注目の記事
東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

「どうした?」突然姿を消した仲間…瞳孔は開き、脈もなく草原に倒れていた 心臓が止まった後 運命を分けた“5分” 熊本

夢のマイホーム建たぬまま...住宅メーカーが"突然破産" 残ったのは2000万円超のローン返済「生活が成り立たない。想像を絶するつらさ」

防災グッズ、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 初の「後発地震注意情報」発表、去年の「南海トラフ臨時情報」から学ぶ対応

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か

人気の「道の駅」運営会社が解散 原因は…記録的な不漁 運営の中心を担ってきた漁協が経営難「漁師も本当頑張っているんですけど、なんせ魚が回ってこない」ハマチ水揚げは9割近く減る

お正月の味ピンチ…中海の「赤貝」サルボウガイから”貝毒”検出 漁協「ショック」 原因はプランクトン「ディノフィシスアキュミナータ」大量発生 県が漁協に対し「出荷自主規制」要請

「本当に定数削減を実現しようと思ったら、ああいう提案にならないんじゃないか」与党案に苦言、鋭く批判 島根・丸山知事 定数削減案「賛成できない」 報道各社は知事よりまず国会議員に直接聞くべきと注文

今年、日本人を最もイライラさせたのは…「人間関係」 不眠・頭痛・不安…53.8%が“怒り”による健康被害も経験 最も多い怒りへの対処法は「黙る・我慢する」…“我慢”の文化が拡大要因か 2位「物価高」、3位は「政治不信」【2025年イライラ大賞】





