冴えない主人公が、スーパーコンピューター入りの錠剤を手に入れたことで、超クールな青年に生まれ変わるも、次第にコンピューターに操られ、自分を見失っていく物語。
演出は「A Strange Loop」で今年のトニー賞を受賞したスティーブン・ブラケットさんということで、薮さんは“(スティーブン無しの)稽古中にスティーブンがトニー賞を取ったと聞いたので、稽古場は大盛り上がりして。(トニー賞演出家の)演出を受けられるのは人生に1度か2度あるかないかの事なので、この貴重な体験を1分1秒も無駄にしないようにしたい。スティーブンから放たれる言葉をしっかり聞かなきゃと思った”と、名演出家の指導に気合が入った事を教えてくれました。
また、実年齢はひと回り離れているが、劇中では同級生の親友を演じる加藤清史郎さんについて薮さんは“13年前にドラマで共演した時、控え室で漢字ドリルとか宿題をやってて、たまに教えてあげたりしてた。それが久々に会ったらすごく大人になってて。でも、ヤンチャな部分は残っていた。会った時に『これは親友役がいけるな』と思った”と、再会した時の印象を語ると、加藤さんは
“(薮さんは)昔も今も変わらず大好きなお兄ちゃんみたいな感覚。物理的な距離はあるけど、心の距離は稽古期間を使って縮める事が出来たと思ってます”と、役どころに自信を見せていました。
取材会では、共演者のブラザートムさんが記者席に紛れ込み、記者のふりをしてこっそり質問。
トムさんは“日本には薮さんという方が100人しかいないそうですが、その方々に見に来てもらうようにメッセージを”と、ムチャブリ。
薮さんは“今日は母親が来るので、まず1人来ます。全国の薮家に恥じないように頑張りますので、全国の薮家の皆さん、ぜひ劇場にお越しください。薮代表として頑張ります”と、ムチャブリにも力強く答えていました。
【担当:芸能情報ステーション】














