形や大きさの不揃いなどで出荷できず廃棄されてしまう食材の有効利用を図る取り組みです。宮城県大崎市の食品会社が、県内で生産された規格外のサツマイモをペーストにして商品化し、4月から試験販売することになりました。
東松島市にあるマルヒ食品の工場です。マルヒ食品は、大崎市内に本社を置き県内産の野菜などを使って学校給食や介護食などを製造販売しています。

この日、工場では、蒸したサツマイモをペースト状に加工する作業が行われていました。

実は、このサツマイモ。県内で収穫されたものの市場に出荷することができない規格外のものです。
マルヒ食品 佐藤香織専務:
「ちょっと見てもらうとわかるが曲がっている。このようなものイモが青果(市場)に出せない」

県などによりますと、野菜など農産物の多くは、収穫される全体のおよそ15%が形や大きさなどの問題で市場に出荷することができない規格外となり、そのほとんどが廃棄処分されています。
マルヒ食品 佐藤香織専務:
「農家の収入アップがひとつの目的。もうひとつは市場に出回っているA品と言われるものを使ってペーストにすると値段も高くなるが、今回のような規格外を使うことによってローコストでペーストまでできる」

そこで、この食品会社は県が進めるフードロス対策のプロジェクト事業に参加。規格外となったサツマイモを活用した商品開発に取り組んできました。そして、新たに生まれたのがサツマイモペーストです。佐藤専務や県の担当者らが工場で加工した試作品の出来栄えを確認しました。

試食した県の担当者:
「砂糖も入れないでこんなに甘くなりびっくりした。色もすごくきれいでいろいろな商品に使えると可能性を感じた」
マルヒ食品 佐藤香織専務:
「かまぼこ屋、菓子屋、惣菜屋などたくさんの問い合わせをもらっている状況。皆さんの知恵を絞って様々なかたちで利用してほしい」

サツマイモペーストは、4月から業務用として試験的に販売が始まり、今年10月から県内のホテルや菓子店、レストランなどに提供される計画です。














