まだまだ寒い日が続きますが、松本では、スパイスのきいたカレーを食べて「体」も「街」も熱くしようというスタンプラリーが人気を集めています。


飲食店80店舗が自慢のカレーを提供する「松本カリーラリー」。

早春の恒例イベントとして定着しています。

数ある人気店の中から本場のインドやタイのシェフにカレーの魅力を教えてもらいましょう。

松本市の通称「裏町」にある「DOON(ドゥーン)食堂印度山(いんどやま)」。

インド出身のシルプカー・アシシュさんが作る家庭の味が人気です。


シルプカー・アシシュさん:
「これはマトンカレーです。最近マトンカレーがすごい人気。こんな大きいサイズですよ。これはキーマ、豚のひき肉です。私が食べてるものをみんなに食べてもらおう、そういう目的でやり始めたけど、これでまだ朝飯食べてないですよ。これでできたらそれぞれ全部載せてから食べる。それが楽しい。そしたら一生懸命仕事やってまた食べて、その後また仕事やってまた食べて、そしたらここ(おなかの肉)減らないです 笑」


インドカレーのこだわりは、何といっても数十種類にも及ぶスパイス。

アシシュさんは調合を毎日、微妙に変えています。

シルプカー・アシシュさん:
「ちょっと自分のオリジナルの例えばきょうは、ちょっと暖かいよとか寒いよとか。そしたらこっちからちょっと、きょうはこれ増やした方がいいとか、そういう感じです」

原形のままのホールスパイスをミキサーで粉にして仕上げに振りかけます。

シルプカー・アシシュさん:
「だいたい手のひらで大さじ一杯…これで煮込んで香りが出る」
「おいしい。完璧です!」

アシシュさん特製、本場のインドカレーが出来上がりました。


キーマ、チキン、マトンと豆カレーの4種類が載った自慢の「マトンコンボ」。

インドで栽培した細長い米「バスマティライス」との相性も抜群です。

シルプカー・アシシュさん:
「スパイスは薬膳、カレー食べると体も元気になる。頭も元気になるから、そういう食べ物です」