■サッカー・AFCU20女子アジア杯 日本ー北朝鮮(10日、ウズベキスタン)
グループリーグの最終戦、日本は北朝鮮に0‐1で敗れ2勝1敗で2位通過となった。13日の準決勝で、オーストラリアと対戦する。
日本は前半、GK鹿島彩莉(18、ちふれASエルフェン埼玉)からのゴールキックを北朝鮮選手に奪われ、そのままゴールを決められ0-1と先制される。後半、途中出場の選手たちが中心となり北朝鮮ゴールに迫るが、引いて守る相手を最後まで崩せず、0-1のまま敗戦となった。
グループBの日本は、初戦でベトナムを10ー0で撃破、2戦目の中国にも2-0で勝ち、準決勝進出を決めた。さらに8月31日から行なわれるU20女子W杯への出場権も獲得した。相手の北朝鮮はU-17世代とU-20世代で2回ずつW杯を制している強豪だ。
日本の先発は、GK、鹿島彩莉(18、ちふれASエルフェン埼玉)、DFに岡村來佳(18、三菱重工浦和レッズレディース)、白垣うの(18、セレッソ大阪ヤンマーレディース)、米田博美(19、セレッソ大阪ヤンマーレディース)、佐々木里緒(19、マイナビ仙台レディース)の4人、MFには松窪真心(19、ノースカロライナ・カレッジ)、天野紗(20、INAC神戸レオネッサ)、白沢百合恵(19、アルビレックス新潟レディース)、樋渡百花(18、日テレ・東京ヴェルディベレーザ)、、岡村來佳(18、三菱重工浦和レッズレディース)。そしてFWには、笹井一愛(19、ノジマステラ神奈川相模原)と小山史乃観(19、ユールゴーデンIF)の2人が入った。
中国との戦いから中2日で迎えた北朝鮮戦。中盤までは互いがボールを奪い合う一進一退の攻防が続く。しかし前半20分を過ぎると、北朝鮮にセットプレーからゴールを脅かされ、ヒヤリとする場面が増える。
そして22分、日本に痛恨のミスが出る。GK鹿島のゴールキックは近くにいたDF米田に向かう。これを北朝鮮の主将、チェ・ウヨンに奪われ、そのままシュートを浴び、0-1と先制を許してしまう。日本は今大会初失点を喫する。
その後も、北朝鮮の激しい当たりや素早いチェックの前に攻撃の糸口を見出せない日本は、1点ビハインドで前半を終える。
後半に入ると、日本は北朝鮮が寄せてくる前にワンタッチでパスを回すなど、ボールが繋がり始める。途中出場の大山愛笑(19、早稲田大)の突破や松永未夢(17、日テレ・東京ヴェルディメニーナ)のクロスなどで北朝鮮ゴールに迫る。
敵陣で過ごす時間が増えた日本。後半18分には、ハーフェイライン付近からのロングボールを相手にクリアされた所に小山がダイレクトボレーを放つが、GKに正面でキャッチされてしまう。その後も佐々木のロングクロスに辻澤亜唯(18、INAC神戸レオネッサ)が合わせるなど、攻撃の主導権を握る。
アディショナルタイムには松中が強烈な右足のシュートを放つが、惜しくもバーの上。引いて守る相手を最後まで崩すことができず、ゴールを奪えない日本。0-1のままタイムアップを迎えた。
*写真は、松窪真心選手














