ロッテの佐々木朗希(22)が10日、ZOZOマリンスタジアムでソフトバンクとのオープン戦で今季実戦3度目となる先発登板した。

OP戦では初先発となった佐々木は1回、1番の柳田に初球を痛打されツーベースヒット。その後今宮のショートゴロの間にサードまで進塁されるも、昨季の2冠王・近藤を155キロのストレートで三振を奪うなど無失点に抑える。

2回も2本のヒットとワイルドピッチで1アウト2,3塁とピンチを迎えるも、甲斐を157キロのストレートで見逃し三振。その後柳田に四球を与えるも、2番・今宮を伝家の宝刀・フォークで空振り三振で、ピンチを切り抜ける。

3回も死球とヒットで得点圏にランナーを進めるも、6番・牧原を空振り三振、7番・川村をセカンドゴロに打ち取り、この回でマウンドを降りた。

この日は3回57球5奪三振4安打3四死球0失点。毎回ピンチを迎えるも、要所を締めるピッチングを披露した。

「ヒットもありましたしとフォアボールもありましたけど、全体的には前回よりまとまってきたのでよかったですし、真っすぐも右バッターには特に決まっていたのでそこはよかったと思います」と振り返った。

今日の最速は前回登板と同じ157キロ。「例年と進めるペースが違かったのでこれがいいのか悪いのか分からないですけど、シーズン入ってトータルで見たときに去年よりいい数字が出ていたらいいと思う。そこは焦らず振り返りながら調整していきたい」とコメント。

変化球については「前回より良かった」と手応えを掴んでいるが「変化球もまっすぐありきだと思うので、まっすぐが良くなってきたらもっと振ってもらえる。バッターの反応を見ながら修正していけたらと思います」と課題も見つけた。

今季の開幕カードはZOZOマリンスタジアムで日本ハムと対戦。第3戦に先発する予定の佐々木は「オープン戦で投げるのは、すごく久しぶりだったので新鮮でしたし、また開幕はここでできるので楽しみです」と話した。