日本パラ水泳連盟は10日、日本パラリンピック委員会への推薦選手男子10名、女子 8名を発表した。この18人が今夏に行われるパリパラリンピックでパラ水泳の日本代表に内定した。
9日、10日と2日間に渡り行われたパリパラリンピックの代表選考会を兼ねた春季チャレンジレースでは、21年東京大会金メダリストの鈴木孝幸(37、ゴールドウイン)が50m自由形(運動機能障がいS4)で37秒86をマーク、日本パラ水泳連盟が設定した派遣標準記録を突破し、04年アテネ大会から6大会連続となるパラリンピック出場となる。
男子100mバタフライ(視覚障がいS11)で21年東京大会金メダリストの木村敬一(33、東京ガス)、銀メダルの富田宇宙(35、EYジャパン)も派遣基準記録を突破した。木村が1分3秒03で優勝、富田は1分3秒99で2位に入った。木村は08年北京大会から5大会連続5度目、富田は東京大会に続き2度目のパラリンピック出場となる。
21年東京大会、100m平泳ぎ(知的障がいS14)で世界記録を更新して金メダルを獲得した山口尚秀(23、四国ガス23)は、昨年8月にイギリスで行われた世界選手権で3連覇を達成し、既に内定済み。最強王者として2連覇を目指し、“花の都”での決戦に挑む。
【パラ水泳日本代表内定選手一覧】
【男子10名】
山口尚秀( 四国ガス) 100m 平泳ぎ SB14
鈴木孝幸(GOLDWIN) 50m 自由形 S4、100m 自由形 S4
窪田幸太( NTT ファイナンス) 100m 背泳ぎ S8
木村敬一 (東京ガス) 100m バタフライ S11
富田宇宙(EY Japan) 100m バタフライ S11
荻原虎太郎(セントラルスポーツ)100m 背泳ぎ S8
日向楓(宮前ドルフィン) 50m バタフライ S5
田中映伍(東洋大学) 50m 背泳ぎ S5
南井瑛翔 (近畿大学) 200m 個人メドレー SM10
村上舜也(NECGSC) 混合 4×100m リレー S14
【女子8名】
宇津木美都(大阪体育大学) 100m 平泳ぎ SB8
木下あいら(三菱商事) 200m 個人メドレー SM14
石浦智美(伊藤忠丸紅鉄鋼) 100m 背泳ぎ S11、50m 自由形 S11、100m 自由形 S11
芹澤美希香(宮前ドルフィン) 100m 平泳ぎ SB14
小野智華子(あいおいニッセイ同和損保) 100m 背泳ぎ S11
西田 杏(シロ) 50m バタフライ S7
由井真織里(上武大学) 200m 個人メドレー SM5
福井香澄(個人、滋賀県) 混合 4×100m リレー S14
*写真は左から、木村敬一選手、富田宇宙選手














