■世界陸上オレゴン・最終日(日本時間25日・米オレゴン州ユージーン)

最終日を迎えた世界陸上は、男子棒高跳決勝でスウェーデンのアーマンド・デュプランティス(22)が自身の世界記録(6m20)を更新する6m21をマーク。世界陸上では初の金メダルを獲得した。

6m00を一人クリアしたデュプランティスは自身の持つ世界記録更新に挑んだ。6m06を余裕を持って1回目で成功させると、一気に世界記録を超える6m21にバーをあげた。
1回目は踏切があわず失敗したが、スタジアム中の視線を集め、2回目へ。手拍子に乗って助走を始めたデュプランティスが空に舞い、悠々バーを越えた。

かつて棒高跳びで世界記録を30回以上更新し、「鳥人」と言われたセルゲイ・ブブカ。その鳥人を上回る“史上最高の逸材”と言われる22歳が通算5度目の世界記録更新を果たした。

デュプランティスは前回大会のドーハで銀、東京五輪で金メダルを獲得していた。