ヨーロッパなどを中心に海外ではしかの感染が拡大する中、武見厚生労働大臣は国内での流行にも注意を呼びかけました。

はしかは高熱と発疹などの症状を伴う、非常に感染力が強いと言われる感染症です。

厚労省によりますと、世界各地ではしかの流行が確認されていて、特にヨーロッパを中心に感染が拡大しているということです。

国内でも、先月24日にアラブ首長国連邦から関西国際空港に到着した便の乗客5人の感染がきのうまでに確認されていて、今年に入ってからの国内の感染者は合わせて7人となりました。

武見 厚生労働大臣
「海外との渡航の再活発化に伴い、国内での流行にも特に注意が必要な状況でございます」

武見厚生労働大臣は感染予防として予防接種が最も有効だとして、予防接種を2回受けておらず、はしかにかかったことがない人は接種を検討するよう呼びかけました。