東京電力 柏崎刈羽原発の早期再稼働を求めて、新潟県の刈羽村議会に提出された請願について、7日の委員会で審査が行われ、賛成多数で採択されました。議会としての意思決定は8日に行われる予定です。
【刈羽村 横田信子議員】
「私どもがこうして潤いのある生活を今日できているのも、発電所があったからではないかと思う」
【刈羽村 近藤容人議員】
「刈羽村の村民の生命と財産を守る、これがどうしても絶対命令」

7日午後の刈羽村議会。委員会で議論が交わされていたのは、柏崎刈羽原発をめぐって提出された請願についてです。請願で、刈羽村商工会と刈羽エネルギー懇談会は「人口減少や労働力不足、物価高騰などの問題が押し寄せる中、原発の再稼働が地域経済の活性化につながる」として、一日も早い運転再開を求めました。

柏崎刈羽原発に出されていた“事実上の運転禁止命令”が去年、解除されたことを受け、再稼働をめぐる最大の焦点は「地元の同意」となっています。
【刈羽村 近藤容人議員】
「すべての前提は原発が安全なのかどうか」
【刈羽村 廣嶋一俊議員】
「もうここに発電所がある。それを利用しないのはもったいない。発電所というのは雇用に大きく、地域経済・刈羽村にとっては大事な存在」

委員会での審査の結果、4人中3人が賛成し、請願は採択されました。刈羽村議会としての判断は8日、本会議で行われる予定です。