高齢者をメインターゲットにした弁当店についてです。青森県内では都市部で、すでに出店していますが、高齢化が進む南部町に2月にオープンしました。弁当とともに『安心』を届けています。
南部町平で2月26日に営業を始めたのは、宅配クックワン・ツゥ・スリー南部店です。
これまで、青森市や八戸市など都市部に店舗を構えてきましたが、県内5店舗目の出店は、人口1万6000人ほどの南部町でした。
宅配クックワン・ツゥ・スリー 池田拓さん
「こちらの南部エリアは、高齢化率が非常に高い地域となっていまして、地域的にもお食事を食べる場所であったり、買い物に困っている方が多いという話も聞いていましたので、そういった方たちの役に立ちたいと思って出店いたしました」
弁当は3、4種類ありますが、いずれも塩分は一般的なものよりも3分の1程度の2グラムに抑えられ、容器の構造もあけやすく、食材が取りやすい工夫がされています。
高齢者への配慮として特徴的なのが原則、手渡しの配送サービスです。
「宅配クックです!調子はどうですか?」指定された受け取り時間にいなかった場合、登録された連絡先に電話されることになっていて、1人暮らしの高齢者にも安心の仕組みです。
利用者は
「いいですよ。手渡しした方が体の調子とかを見てもらったりとか、お話したりとかできるからすごくいいと思いますよ」
宅配クックワン・ツゥ・スリー南部店 寺澤真司代表
「事業としてはボリュームのあるものではないんですけど、これから長い年月をかけて地域に溶け込んで、皆さんの役に立っていきたいなと思っています」
安心も届ける弁当店の取り組みは、高齢化が進む県内でも広がりを見せつつあります。