オリックスから新加入のDeNA・中川颯(25)が6日、ロッテとのオープン戦に2番手として登板。4イニングを2安打無失点に抑える好投を見せた。
中川は、5回に先発の小園健太(20)の2番手としてマウンドへ。「寒かったので力み過ぎず、打たせるピッチングをテーマにおいて投げた」と、アンダースローから130キロ台中盤のストレートとスライダーを中心に、ロッテ打線のタイミングを外す投球。二ゴロ三つで三者凡退に抑え、6回も三人で締めた。
7回は1死からロッテのドラ1ルーキー・上田希由翔(22)にセンター前に運ばれ、この日初めてランナーを背負ったが、続く7番・友杉を二ゴロの併殺打に抑え、危なげないピッチングを披露。最終イニングとなった8回も2死から1番・平沢に二塁打を浴びるも後続を抑え、4イニング無失点でマウンドを降りた。
神奈川・桐光学園出身の中川。慣れ親しんだハマスタでの移籍後初登板を「ホームで投げられるのは全然違う感じがしてすごく楽しかった」と振り返った。
前回登板となった先月24日の日本ハムとのオープン戦でも4回無失点と好投。2戦続けての長いイニングでの好投に、三浦大輔監督(50)も「(開幕ローテ候補に)残ってます」とニヤリ。中川も「(バッターが)慣れた時にどうするか、緩急といっても色んな緩急がある。投球の間合い、フォームの中でズラすとか。そこを存分に使ってこっちが対応していくくらいの気持ちで投げられれば」と更なるアピールへ余念がない。
オリックス時代は3年間で1軍登板1試合にとどまり、昨オフ戦力外になった中川。このままアピールを続ければ、新天地となる地元・横浜でチームに欠かせない戦力になることは間違いない。














