■カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表(6日、京セラドーム大阪)

青山学院大・西川史礁(20)が迎えた初打席、西川の持前のフルスイングはF.ファンガープの初球を捉え、左線へ5点目となる適時打となった。さらに8回の2打席目にも同じく左に運び、この試合2安打目。井端弘和監督(48)も思わずベンチで拍手を送るほど衝撃の侍デビューを飾った。

5回裏に四球で出塁した塩見泰隆(30、ヤクルト)の代走で途中出場となった西川。得点圏に進み、3番・近藤健介(30、ソフトバンク)の2点適時打で3点目となる本塁を踏んだ。中堅の守備についた直後の6回には、2番・M.フルプが放った大きな飛球に追いつき好捕。大学生らしいハツラツとしたプレーで会場を湧かせた。

試合後、西川は「本当に緊張したけど自分のベストのパフォーマンスを出すことができたなと思う」と安堵の表情を浮かべた。井端監督は「緊張していたと思うけど初球から振れたのが彼の凄さかなと思うし、その後も自分のバッティングしてくれた」と西川の打撃を称賛。西川も初のお立ち台の場で「今まで経験したことのないような拍手をいただいて嬉しい気持ちでいっぱい」と語った。

衝撃の初打席については「自分の持ち味は初球からフルスイング、それを存分に発揮できたなと思う」と振り返り、「WBCに出たいなという思いが強いので、プロに入ってからもこうしたジャパンに入れるように頑張っていきたい」将来のWBCメンバー入りも見据えた。

侍ジャパンは明日(7日)京セラドームで欧州代表と2戦目を迎える。