生産設備メーカーの平田機工(ひらたきこう)が、バイオ分野へ進出します。

平田機工は今月(3月)、海外から取り寄せた野生植物の成分分析などに取り組む「研究開発ラボ」をオープンしました。

政府機関と契約を結んでいるアルゼンチンやインドネシアから届く植物から成分を採取します。

さらに、このサンプルを使って製品開発したい企業などに提供するサービス「ぷらんつプロ」も始めました。

生物多様性条約に基づくこうしたサービスは国内では初めてで、海外の珍しい植物を利用したい企業にとっては輸入の手続きを簡略化できるメリットなどがあるということです。

国内の機能性食品や化粧品などのメーカーが関心を示していて、平田機工は「新たな収益の柱にしたい」と話しています。