アメリカ大統領選挙に向けた共和党の候補者指名争いは、山場の「スーパーチューズデー」を迎え、全米15の州でいっせいに候補者選びが行われています。トランプ前大統領の集会会場から中継です。

トランプ前大統領の邸宅、マールアラーゴです。トランプ氏はこの後、支持者を前に演説する予定です。

全米の15の州で共和党の候補者選びをいっせいに行う「スーパーチューズデー」は、日本時間の午前9時から一部の州での開票が順次始まっていて、アメリカメディアは先ほど、バージニア州とノースカロライナ州でトランプ氏が勝利を確実にしたと報道しました。

アメリカメディアはトランプ氏が15の州すべてで勝利し、指名獲得を確実にする勢いだと伝えていて、会場は支持者の熱気に包まれています。

続いて、ヘイリー元国連大使の動きです。

ヘイリー氏は現在、ここ地元のサウスカロライナで各州の開票状況などを分析しているものとみられます。

サウスカロライナでの選挙は先月終わっていて、陣営は「ヘイリー氏が支援者の前で発言する予定はない」としています。

ヘイリー氏はけさ、テレビ番組で「まだ多くの州で投票が行われていない。その地域の人々にも意見を表明する機会を与えるべきだ」などとファイティングポーズを崩していません。ただ、きょうの「スーパーチューズデー」でも完敗すれば、選挙戦からの撤退圧力がさらに強まる見通しです。

ヘイリー氏はまさにいま、「撤退するのかどうか」ギリギリの判断を迫られています。