能登半島地震の被災地では、6日行われる公立高校の一般入試に向けて、車庫や台所で最後の追い込みをかける受験生の姿がありました。

輪島市輪島崎町の浄明寺。真剣な表情で数学の問題を解いているのは、ここに住む中学3年生の崖顕(きし・あきら)さんです。

台所で勉強する崖さん=5日午後

勉強部屋は車庫や台所などを使っています。

崖さん「物とかで机の上もぐしゃぐしゃ、部屋もぐしゃぐしゃで、そこで(勉強)するのは難しいなという感じで」

1月は受験勉強もままならなかったという崖さんですが、寺の応急復旧や炊き出しなどの手伝いには積極的に参加していたといいます。

崖さん「うちは炊き出しでみんなのこと会いに行ったりしているので、私もそのようなことしたかったのでここに残って頑張ってます」

頑張る息子を母・亮子さんも見守っていました。

亮子さん「日々生きていく中でいっぱいいっぱいの中の受験勉強だったので、背中を押して明日、明後日を迎えてほしいなと思う」

崖さん「(あすは)できることをして、精一杯出せるところは出して挑んでいきたいと思っている」

受験勉強を見守る母・亮子さん=5日午後

過酷な状況下で迎えた受験。子どもたちは将来を見据え、6日に第一歩を踏み出します。