■メジャーリーグ パドレス 4-1 メッツ(日本時間23日 シティ・フィールド)

パドレス・ダルビッシュ有(35)はナ・リーグ東地区首位のメッツ戦、更にサイヤング賞3度のM.シャーザー(37)との投げ合い。悪天候の為、試合時間が30分遅延したがダルビッシュは立ち上がりはいつものようにこの日調子の良いボールを見極めた。2番・S.マルテ(33)に3球連続でスライダーを投げるとレフト前ヒットを打たれる。すると3番・T・リンドーア(28)にはカウント2-2と追い込むと最後はあまり使わないスプリットで空振り三振、4番・アロンゾ(27)には追い込んでからカットボールでライトフライと勝負球にスライダーを使わず無失点に抑えた。

2回には7番L.ギローム(27)をスプリットで空振り三振、3回も9番T.ニード(27) ,1番B.ニモ(29)もスプリットで連続三振と3回まで4つの三振を全てスプリットで奪った。

4回表、パドレスは6番E.ホズマー(32)が先制の7号ツーランホームランでダルビッシュを援護した。得点を取った後が大事なその裏、ダルビッシュはギアを上げ2番マルテをスプリットで三振、3番リンドーアをストレートで三振と4者連続三振とメッツ打線を力でねじ伏せた。勝ち投手の権利のかかる5回はピッチングの組み立てを変え6番E.エスコバー(33)には追い込んでからこれまで勝負球ではなかったスライダーで見逃し三振、8番T.ブランケンホーンにはストレートで見逃し三振とダルビッシュの切り替えにメッツ打線もバットが出なかった。

球数82球で迎えた7回、1死から四球を与えると7番・ギロームにストレートが甘く入りタイムリーツーベースで4対1と1点を返された。ここで崩れないのが現在のダルビッシュ、8番・ブランケンホーンには間合いを上手く使い、ショートゴロに打ち取りメッツの反撃ムードを絶った。
ダルビッシュは7回を投げ球数は99球、被安打4 奪三振9 四死球1 失点1で9勝目をあげた。