Jリーグは22日、地球温暖化対策の一環として、来年のシーズンからすべての公式戦で排出されるCO2を、カーボン・オフセットによって実質ゼロにする取り組みを始めることを明らかにしました。
Jリーグでは昨年から環境省と連携協定を結び、地球温暖化など環境問題への取り組みを始めています。
22日に行われた連携1周年記念のイベントでは、来年からすべての公式戦で、スタジアムでの電気の使用などによって排出されるCO2の量を算出した上で、カーボン・オフセットを行って実質排出量をゼロにすることを発表しました。
カーボン・オフセットとは、CO2などの温室効果ガスの排出を減らす努力をした上で、それでも排出してしまう分について、他の場所での削減や吸収量を買い取ることで埋め合わせるという方法です。
Jリーグの野々村芳和チェアマンは「全国58のクラブが、サポーターや地域の人々も巻き込んで本気で環境問題に取り組むことで、次の世代の子どもたちに良いパスを渡したい」と述べました。
また、環境省の山口 壯大臣は「Jリーグがやることによって、『脱炭素ってカッコいい』と思ってもらえれば、社会全体の意識が向上する」と期待感を表しました。
イベントには元Jリーガーの北澤豪さんや、サッカー好きとして知られるタレントの国分太一さんも登場しました。北沢さんは「これ以上暑くなると、スポーツをやれない環境になってしまう可能性がある」と地球温暖化に危機感を示し、国分さんは「Jリーグは人が集まる場所なので、そこでサッカーの勝ち負けではないものを知って帰ることで、サポーターの意識が変わってくるのではないか」と話しました。
注目の記事
【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台

富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち
