ホラン千秋キャスター:
最近は雨が続いていまして、これが明けますと“2度目の梅雨明け”なんじゃないかという、ワードを最近聞きます。2度目ってどういうこと?と思ってしまいますよね。

そもそも振り返ってみますと、2022年の梅雨は大変短かったです。雨の量も少なかったですね。“早すぎる”梅雨明け。関東甲信でも過去最速の梅雨明けとなりましたし、他にもそういった地域が続出しました。
梅雨が明けたと思ったら、しばらくは晴れが続いたんですけれども、その後再び大雨になりました。全国各地で梅雨明け後に、梅雨の末期のような雨や、夏のような雨など、大変ちぐはぐなお天気となったんです。


これはなぜなのか。気象予報士の國本さんが、雨雲について「前線が復活しました」と解説されていたことがあったんです。何の前線なのか。“2度目の梅雨明け”とはどういうことなのか。解説をお願いします。

國本未華 気象予報士:
言葉を濁しがちなんですけれども、気象庁が梅雨明けを決めているので、梅雨が明けたことにはなっているんですが、元々、前線は梅雨の時期でも1回途切れてまた復活して…ということが繰り返されるんです。2022年の場合は、途切れた間に強烈な猛暑があったので、私たちの感覚が、“真夏と梅雨を行ったり来たり”という感じになりましたが、ようやくこの週末から、真夏がしっかりと、徐々にやってきそうです。

ホランキャスター:
お天気を見ていきましょうか。

國本 気象予報士:
今後、ざっくり4日ほどの見通しです。
▼23日はまだ北日本で大雨のところがあります。
▼24日、25日にかけては雨雲がほとんどないです。山沿いでにわか雨がありそうですが、広い範囲での雨ではなく、徐々に夏空の中で局地的な大雨が同居するような状況になっていきそうです。
▼26日もちょっと不安定で山沿い中心ににわか雨がありそうです。

※西日本は22日17時現在 東日本は22日16時現在

ホランキャスター:
週間予報を見ていきましょう。

國本 気象予報士:
広く晴れて暑さが続きます。連日30度以上。多少曇りのところににわか雨がありそうです。そして東日本と北日本を見ると晴れなんですけど、盛岡など東北北部がようやく24日にも梅雨明けしそうです。