アメリカ政府は、自衛隊での性被害を実名で訴えてきた元陸上自衛官の五ノ井里奈さんに対し、男女平等や女性の人権擁護のために貢献した女性を表彰する「国際勇気ある女性賞」を授与すると発表しました。
アメリカ国務省は五ノ井さんの実名での告発が「伝統的な日本社会ではタブー視されてきた問題に光を当てた」としたうえで「意義のある改革を求めた五ノ井さんに動かされ、自衛隊はより安全な職場の構築に取り組むようになっている」と授賞の理由を説明しています。
五ノ井里奈さん(羽田空港 きょう)
「評価してもらえたことは嬉しいです。勇気を出したり、覚悟を持って行動した人がしっかり報われる社会になってほしい」
日本人の受賞は9年ぶり2人目で、五ノ井さんは4日、ホワイトハウスで開かれる式典でバイデン大統領のジル夫人とブリンケン国務長官から表彰される予定です。
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