3月です。高知県内ほとんどの公立高校では1日、卒業式が行われ、高校生が新たな一歩を踏み出しました。
3年前に開校した高知市の高知国際高校では一期生が卒業しました。2021年、高知西高校と高知南高校が統合してできた高知国際高校。1日、卒業の日を迎えたのは一期生、265人です。

式ではクラスごとに担任の先生から一人一人の名前が呼ばれ、高野和幸(たかの・かずゆき)校長から代表生徒に卒業証書が手渡されました。

その後、高野校長が「人生において辛い時、悲しい時そうした場面でもヒーロー、ヒロインであってほしい」と卒業生にはなむけの言葉を贈りました。これに対し卒業生を代表して矢田万里奈(やた・まりな)さんが答辞を述べました。
(卒業生代表 矢田万里奈さん)
「前向きに進んでいく力があれば必ずその先の困難を乗り越え、より良い社会の実現に貢献していくことができると信じています」

在校生たちに盛大に見送られながら思い出の詰まった教室に戻った卒業生たち。大好きな先生や、一緒に勉強に励んだり楽しい時間を過ごしたりしてきた同級生との時間も、1日で最後です。

(卒業生)
「後輩たちや先生たちの言葉で卒業したのを卒業式中に実感して感動しています」
「私は高知国際中学校からだったので、6年間ここにいた。みんなと離れるのも寂しい気持ちでいっぱいですけれど、これからの将来が楽しみです」

「みんながいるっていうのも分かった上で、明日から自分の新しい場所で頑張れたらいいな」
卒業生たちは将来への期待いっぱいに笑顔で学校を巣立っていきました。