4回、きのう(2月29日)、1軍に合流したばかりで即スタメンの5番・レフト、秋山翔吾 。変化球をセンター前に弾き返し、初ヒット。

さらに盗塁も決めて、ここまでしっかり調整してきたことを証明します。

秋山が作ったチャンスに 坂倉将吾 。レフト前に落とす技ありの一打で先制点を奪います。

主導権を握ったカープは、5回、ここまでオープン戦打率6割超えの小園。絶好調、“鯉侍” の完璧なホームランで追加点を奪います。

その後、同点に追いつかれて、9回。2アウト・1塁で去年の秋から人一倍練習してきた中村健人。結果がほしい男のレフトオーバー、タイムリーツーベースで勝ち越します。

さらに開幕1軍に入りたい 久保修 。きょう、2安打目のタイムリーでリードを広げます。

9回ウラは、腕を下げた新フォームの 塹江敦哉 。1塁線ファウルフライに中村健人が飛び込むファインプレーもあって、3人でピシャリ。追いつかれながら突き放したカープが勝利しました。

楽天 2ー4 広島

青山高治 キャスター
投げて、打って、守って、走ってと見所がそれぞれあるゲームでした。

コメンテーター 木村雅俊 さん(中国新聞社 編集委員室 特別委員)
春のキャンプで目立った選手が本当にまた結果を出しているので。なんかいい流れですね。

青山高治 キャスター
ちょっと春先、スタートダッシュにつまずくんじゃないかっていわれた小園選手が今シーズン、もういきなり仕掛けている。調子がよさそうです。

木村雅俊 さん
去年の反省を踏まえて仕上げを全部うまく回してきたのが、こうやっていきなり3本のヒットを打っているわけですから。いいですよね。侍ですけど、やっぱりカープでしっかり大きく成績を出してほしいので、開幕が本当に楽しみになります。