自民党の派閥の裏金事件を受けた衆議院の政治倫理審査会をめぐり、与野党は岸田総理と安倍派・二階派の幹部5人について、あすとあさって、公開で審査することで大筋で合意しました。

政倫審をめぐっては、「公開」を求める野党と「非公開」を求める自民党で折り合いが付かず、きょうの開催が見送られていました。

しかし、岸田総理がきょう、党総裁として自ら政倫審に「マスコミオープン」の形で出席する意向を示し、これを受け、安倍派と二階派の幹部5人も総理と同様の形で出席する意向を固めました。

立憲民主党 寺田学 政倫審筆頭幹事
「(5人は)岸田文雄議員にならった形でのやり方をすると、今のところでは聞いています」

立憲民主党の関係者によると、あす、岸田総理と二階派の武田元総務大臣、あさって、安倍派幹部4人を審査する方向で与野党が大筋で合意したということです。