セブン-イレブンの“兄貴分”とも呼べる、新しいコンセプトの「SIPストア」が誕生しました。展開のきっかけのひとつが冷凍食品とのことで、進化する冷凍食品をご紹介します。
「SIPストア」誕生の背景には、コンビニ冷凍食品の進化が?
南波雅俊キャスター:
新コンセプト店舗「SIPストア」のSIPとは、
●S:セブン-イレブン・ジャパン
●I:イトーヨーカ堂
●P:パートナーシップ
セブン-イレブン・ジャパンとイトーヨーカ堂がパートナーシップを結んだ、というような意味合いです。

面積が従来のセブン-イレブンの約2倍で、約290平米。アイテム数が約5300品目で、これも約1.8倍です。冷凍食品のほか、お肉や魚などの生鮮品なども充実しているということで、ちょうどコンビニとスーパーの間ぐらいというイメージを持っていただけたらいいかと思います。

では、なぜこのSIPストアを展開することになったのか。まずは、子どもの独立などで料理頻度が減る「調理定年」といわれる世代の増加。また、共働き世帯の増加で「タイパ志向」が広がっているということです。

このタイパを覚えておいていただきたいのですが、コンビニ研究家の田矢信二さんいわく、「冷凍食品の売上」というのがキーワードです。
セブン-イレブンはこの4年間で、なんと冷凍食品の売上が1.5倍に増えているそうです。セブン-イレブンに限らず、他のコンビニも冷凍食品の売り場が拡大して、品数も増加している。ですから冷凍食品にも力を入れたような、少し大きめのSIPストアの展開につながったということです。
コンビニの冷凍食品が、どのような進化を遂げているのか取材しました。