岐阜県岐南町の町長が複数の女性職員にセクハラをしたとの疑惑について、第三者委員会はセクハラがあったとの調査結果をまとめました。

岐南町の小島英雄町長は去年5月、複数の女性職員に対して「下半身を触る」「頭をなでる」「手を触る」などのセクハラ行為を繰り返していた疑惑が報じられました。
これに対し小島町長はセクハラの認識はなかったとした上で「頭をなでる」「手を触る」など一部の行為を認めていました。

そして弁護士による第三者委員会は、職員に聞き取りなどをした調査結果を取りまとめ、27日午前に傍島敬隆副町長に報告書を提出しました。

第三者委員会が取りまとめた調査報告書では、女性職員に対して、尻を触る、背後から抱きつくなど、少なくとも99のセクハラ行為(ないし不相当言動)が認められたとした上で、不同意わいせつ罪にあたる可能性のある行為も確認されたと指摘。
また、女性議員に対しても、尻を触るなどのセクハラ行為があったとしました。
さらに、多数の職員に対し「懲戒」「クビ」「降格」などの言葉を伴った恫喝が日常的に行われていたとしたほか、差し押さえ情報の漏出、私的な理由による期間任用職員の更新拒否などの違法行為・パワハラ行為もあったとした上で「即時の辞職以外の選択肢はないと考える」と結論づけました。