北朝鮮メディアは、ウクライナ侵攻から2年にあわせて、アメリカがロシアに対する大規模な制裁を発表したことについて、ロシアを擁護する内容の評論家による論評を報じました。

朝鮮中央通信は26日、ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年になるのにあわせて、アメリカが大規模な追加制裁を発表したことを受け、ロシア政府、軍、国民の強力な抗戦の意志を「絶対にくじくことはできない」とする国際問題評論家の論評を伝えました。

「ロシアの経済は豊かな天然資源と自らの科学技術的潜在力に基づき多角的に成長している」と評価し、制裁によって打撃を受けているのは「西側諸国」だと主張しています。

また、論評は北朝鮮について「世界的な核強国」だと強調し、ウクライナに対して「アメリカを盲信しながら無分別にわれわれに言い掛かりをつけず、自重自粛すべき」だとして、けん制しました。

ウクライナ側は、ロシアの攻撃に北朝鮮のミサイルが使われていると主張しています。