Q ケニアで練習をしていて得られたなと感じるものはありますか?
「現時点で何かを得たとか、自分自身が強くなってる実感は正直あんまりわからないのが本音です。やはり高地なので、平地よりも全然タイムが出ないし、明らかに遅いんです。ただ、これまでカロキさんは、この地で強くなってきています。カロキさんからは『ケニアでこれぐらいで走れていたら、平地に下りたら相当走れるよ』というようなことも言ってくださるので、その辺りは、自分自身の肌感覚ではわからないですが、カロキさんの言葉を信じてやってるという感じですね。」
Q 精神面は鍛えられますか?
「鍛えられていると思います。また、日本でやっている時よりも、周りからの情報が結構シャットダウンされているので、本当に自分自身の走りと向き合えます。雑音が入ってこないというのは、自分にとっては競技しやすい環境だなと感じますね。チームを離れて1人で走る、カロキさんと一緒に走るというのはなかなかできることではないです。日本にいた方が絶対に精神的には楽なんですけど、そこを抜け出してこっちに来てるという意味では、心の面ではやっぱ強くなってるというのはあると思います。」

Q 東京マラソンへの思いを教えてください
「パリ五輪への可能性というのはゼロではないと思っています。2時間5分50秒というのが、僕自身のターゲットでもあり今回の目標でもあるので、そこに向かって走っていきたいと思っています。」