ロシアによる軍事侵攻の開始から2年となった24日、G7=主要7か国の首脳がオンライン会議を開き、ウクライナへの支援を継続することで一致しました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「(この2年間は)苦しみと同時に、希望の730日でもあった。勝利に近づくための730日間だった」

ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、侵攻当初、一時ロシア軍に占拠された首都近郊のホストメリ空港で撮影した動画を公開し、国民に勝利を信じて抗戦を続けるよう訴えました。

また、この日、ホストメリ空港では、ウクライナを訪れたイタリアのメローニ首相やEUのフォンデアライエン委員長らが参加し、式典が開かれました。

EU フォンデアライエン委員長
「ホストメリ空港の闘いは最も暗い歴史としてではなく、ウクライナとヨーロッパにとっての新しい時代の始まりとして記憶されるでしょう」

この後、ゼレンスキー大統領とともにオンラインで会議を行ったG7の首脳は、共同声明で「必要な限り支援を続ける」と連帯を表明しました。

また、ロシアが兵器を生産するために必要な部品の調達を支援する第三国の企業や個人に対し、制裁を強化することを強調。弾道ミサイルを供与しているとされる北朝鮮を強く非難し、イランに対しては軍事支援の停止を求めました。