お金は戻ってこなくても、謝罪してほしい…
無人販売所には、佐藤さんの実家の畑で収穫された大根やサツマイモなど旬の野菜や米、イタリアンハンバーグやミラノ風カツレツなどレストランで調理した料理が並んでいます。



無人販売所をはじめて約2年…。
近くの工場で勤務する従業員たちが仕事終わりにも寄れるよう24時間利用できるようにしていますが、これまで料金箱が盗まれたことは一度もなかったといいます。
佐藤さん:「はじめてでびっくりです。悲しいというか…。なんていうか…。すごく悲しい出来事でした。野菜をつくる生産者の気持ち、あと料理を作る人の気持ちを理解してほしいなと思います。本当にお金の問題じゃないので。本当に残念で悔しくて悲しくて、なんともやりきれない気持ちですね。今回の件もあったので、鍵をしっかり閉めたり時間もちょっと短くしたり…」
この日、無人販売所には、予備の料金箱が設置され、販売を再開。今回の被害を受けて営業時間を午前8時から午後11時までに短縮することにしました。


佐藤さん:「お金は戻ってこなくてもいいんですけど、本当に謝罪はしてほしいですね。本当にくやしいです」
佐藤さんは警察に被害届を提出。警察は被害届を受理し窃盗の疑いで調べを進めています。
