アメリカ大統領選挙の候補者指名争い。今週末は共和党ヘイリー候補の地元でトランプ前大統領との一騎打ちが繰り広げられます。地元にも関わらず、ヘイリー氏には強い逆風が吹いています。
ヘイリー元国連大使(20日)
「トランプ氏がこれまでも、そして今後も『大惨事』であるとわかっていながら、怖がって誰も声をあげない」
共和党の候補者レースでトランプ前大統領に連敗し、がけっぷちに追い詰められているヘイリー元国連大使。24日に行われる南部・サウスカロライナ州の予備選挙に逆転への望みをかけています。
ヘイリー氏の支持者
「ヘイリー氏の政策を支持しています。国境政策も良いですし、外交政策も良く考えられています」
サウスカロライナ州は、ヘイリー氏が知事を2期・8年間務めた地元です。幼少期を過ごした家が今も残っていました。
記者
「ヘイリー元国連大使の故郷で発行されている地元の新聞です。1面にはヘイリー氏が選挙活動のため、街に立ち寄ったことが報道されています」
ただ、近くの食堂で話を聞いてみると…
地元の人
「トランプ氏に投票します。彼は国に必要なことに最高のアイディアを持っています」
「トランプ氏がやってきたことが好きで、ずっと支持しています」
サウスカロライナ州は伝統的な価値観を重視する保守層が多く、知事を務めたヘイリー氏より、一段、保守的な主張をするトランプ氏が支持を集めているのです。
世論調査では、トランプ氏の支持率は61.8%、ヘイリー氏は36.5%と大きな差がついています。
トランプ前大統領(14日)
「皆さんの助けがあれば、我々はサウスカロライナで勝利し、11月には大統領選に勝って、我々の国を取り戻すことができます」
さらに、サウスカロライナ州選出の連邦議会の議員は、9人中7人がトランプ氏の支持を表明。ヘイリー氏が知事時代に上院議員に指名したことがあるスコット議員もトランプ陣営に加わっていて、副大統領候補とも取りざたされています。
ヘイリー元国連大使
「アメリカ国民が扉を閉ざすまで戦い続けます。それは今日ではないし、選挙の土曜日でも決してありません」
ヘイリー氏は“サウスカロライナ州の予備選挙で負けても、選挙戦から撤退しない”と表明していますが、地元でもトランプ氏に大差をつけられれば、ますます展望が描けなくなります。
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