あす、64歳の誕生日を迎えられる天皇陛下。能登半島地震の被災者に対して、ライフワークにしている「水問題」の視点からも心を寄せられている様子を親交のある大学教授が明かしました。
「本日の一般参賀については中止となっております」
能登半島地震から一夜が明けた1月2日。両陛下は被災地の大きな被害に心を痛め、皇居では急遽、新年の一般参賀が中止されました。
地震から2週間後、陛下は今年初めてのおことばで、真っ先に被災者を気遣われました。
「挨拶に先立ち、この度、令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に哀悼の意を表し、御遺族と被災された方々に心からお見舞いをお伝えいたします」
陛下はその後、お住まいの御所に気象庁長官や水の防災が専門の政策研究大学院大学・広木謙三教授らを招き、被災地について説明を受けられました。
政策研究大学院大学 広木謙三 教授
「(陛下は)厳しい寒さですとか、被災地の状況を案じておられた。水災害の問題に対しては、大変深い関心をお持ちでした」
陛下は、地震で発生した津波やその後の断水など、様々な「水の問題」について熱心に質問されたといいます。
陛下は30年以上前から「水問題」の研究にライフワークとして取り組まれ、国内外の数々の水関連施設を視察されてきました。
東日本大震災の際には、甚大な被害が出た津波について、国際会議にあてたビデオメッセージで世界に脅威を訴えました。
「津波の被害に関して、共通認識を持つ一助になればと思います」
陛下が「水問題」の研究に取り組まれる理由について、広木教授は「弱者に寄り添う姿」が感じられるといいます。
政策研究大学院大学 広木謙三 教授
「水道が断水するとトイレが使えなくなるという厳しい状況を話すと、(陛下は)常に熱心に話を聞かれ、それを整理されていた。恵まれない人、困っている人、例えば災害で困っている人に寄り添っていこうという気持ちが強く感じられます」
水の研究を通しても国民に寄り添われてきた陛下。
あす、64歳の誕生日に伴って実施される一般参賀の挨拶で、どのようなメッセージを伝えらえるのでしょうか。
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